新入生のみなさん、入学おめでとうございます!入学式の式辞を掲載しました。

2016年04月08日
校長室から

入学式の中で、新入生の皆さんとその保護者の皆さんに向けてお話しした内容です。

平成28年度 入学式 式辞
 新入生のみなさん、入学おめでとうございます。 みなさんの顔を見ていると、ほんとうにさわやかで、「中学校で頑張ろう!」というやる気に満ちあふれた表情ですね。  みなさんは、今日から、歴史と伝統のある北方中学校の生徒です。心から歓迎いたします。

 本日は、本校の入学式にあたり、お忙しい中、ご来賓としてご参列いただきました、 北方町教育委員会 名取教育長 様、  町議会議員 安藤様、杉本様、 ならびにPTA会長の仲島(なかしま)様、誠にありがとうございます。高い席からではございますが、お礼申し上げます。

 さて、183名の新入生のみなさん。新しい制服の着心地はどうですか。新たな仲間に出会ってどうでしょうか。 これから、この北方中学校で過ごす3年間は、部活動も始まり、きっと生涯を通じて、心も体も一番成長する時期です。知識や技能はもちろん 将来社会に出て必要な力が身に付ける大切な時期です。 北方中学校では「高い志をもって、生き抜く力を身に付けた生徒の育成」を学校の教育目標に向かって、これから頑張っていきましょう。

さて、北方中学校では、学習に力を入れることはもちろん、あいさつ、掃除、合唱を生徒会三本柱として力を入れて取り組んでいます。これらを取り組む過程で大切にしていることをお話ししたいと思います。

北方中学校では、1年から様々な学習や活動を積み重ね、中学3年生になると、平和学習として、九州の長崎に修学旅行に出かけます。長崎といえばみなさんも知っているように、今から70年前、広島と共に原子爆弾が投下されて、たくさんの命が一瞬のうちに奪われた場所です。その場を実際に訪れます。そして、原爆の被害に合い、死と隣り合わせの中でも、必死に生き抜いてこられた語り部の方から、原爆の体験について、直接話を聞きます。昨年も語り部の羽田麗子先生から長崎で話を伺いました。 そして、11月本校が大切にしている全校合唱集会に羽田先生を特別ゲストとして、岐阜にお招きして、北方中学校の合唱を聴いていただく機会がありました。そして羽田先生は感想で「北方中学校のような素敵な合唱が世界に広がれば、戦争なんてなくなりますね。」と全校の生徒に語りかけてくださいました。この言葉は、北方中学校の宝物になっています。 語り部の羽田先生は、常に、 命を大切にすること       差別をしないこと       どんなことも話し合いで解決すること と、3つのことを訴え続けてみえます。そして、この3つの正反対が戦争だと教えてくださいました。 北方中学校が大切にして取り組んでいる合唱のようなさまざまな活動が、どれだけ大切かを教えてくださった言葉として大切にしています。 そこで、私からは、語り部の羽田先生のメッセージとつなげて、私から次の2つの漢字を、全校で大切にしていきたいと思います。午前中の始業式でも、2・3年生に話をしました。

まず一つ目は…、 少し変わった形をしていますが、「命」です。 「命」を大切にしてほしいということです。これは言うまでもありません。羽田先生もおっしゃっているように、どんなことがあっても「命」を粗末にしないでください。 そして、私たち人間の「命」は「心」と強くつながっています。これは人間特有のものです。ですから、人の心を傷つけるようなことも絶対にしてはいけないし、羽田先生のおっしゃる、差別にもつながります。そんなことは、私たちは絶対に許しませんし許してはいけません。 そのために、ここにいる先生たちは全力であなたたちを守ります。みなさんもここで約束をして下さい。自分の「命」はもちろん、周りの仲間の「命」大切にするということを。 心と体が丈夫で健全であることが、これからの3年間を乗り切るために一番大切にしなければならないこととして、「命」という言葉を大切にしていきたいと思います。

 二つ目は、この文字です。  そうです、「夢」です。 「夢」をもってください。学校は「夢」を見付け、夢に向かって、仲間と共に学び、頑張り場所です。 語り部の羽田先生は、「この世界から戦争がなくなることを夢見て、語り部の活動を、命ある限り続けていきます。」とおっしゃっていました。80歳をゆうに超えらっしゃる羽田先生も、自分の願いをかなえるために頑張ってみえます。そんな羽田先生の生き方から学ぶことはたくさんあります。 皆さんは、とても若く、健康な心と体をもっています。将来に向かって無限の可能性があります。ぜひ堂々と「私の夢は○○です」「そのために、今こんなことを頑張っています。」と言い切れる、そんな人になってほしいと思います。 しかし、一気に夢をつかむことは不可能です。たくさんの頑張った事実がいくつも積み重ね、つらいことを何個も乗り越えてこそ、夢に近づいていきます。途中で、くじけて、やめてしまいたくなることもあります。 語り部の羽田先生もこれまで、私たちの想像がつかないようなつらいことがたくさんあったことでしょう。それを乗り越えることができたのは、先生自身の強い意志だけでなく、きっと周りの家族や仲間の支えや励ましがあったに違いありません。私たちも、仲間を大切にして、お互いを励まし合い、理解し合い、協力し、支え合っていくことで、乗り越えていきましょう。 今紹介した羽田先生には、今年も3年生の長崎の修学旅行でお話を聞きます。12月の全校合唱集会にも招待し、全校のみなさんやPTAの皆さんとも交流出来たらと考えています。楽しみにしていてください。

さて、この2つの漢字、「命」を大切にして、「夢」を叶えるために、仲間と共に前向きに頑張るみなさんを「北中健児」と呼びたいと思います。今年は目指す生徒の姿のキーワードとして大切にしていきたいと思います。

さて、北方中学校のここにいる先生たちは、「北中健児」である、みなさんの「命」を守り、「夢」を実現に近づけていく応援団です。 そこで、3つのことをみなさんに宣言します。 1. 先生たちは、価値あることに一生懸命がんばる姿を全力で応援します。 2. がんばる仲間の足をひっぱる生徒がいる場合は、先生たちは、みんなで指導します。 3. 困ったことが起きたら、どの先生でも相談にのります。一番、相談しやすい先生に相談してください。すべての先生の知恵を出しあって、すぐに対応します。

 最後になりましたが、保護者の皆様にひと言、ご挨拶申し上げます。 本日は、お子様のご入学、誠におめでとうございます。 私たち教職員一同は、お子様の一人一人を大切にしながら、子どもたちの「夢」の実現にむけ、努力する心を育て、たくましく生き抜いていく力を育みたいと願っております。  そのために、ご理解とご協力をお願いするとともに、学校と家庭とが連携を密に図っていくことが大切だと思いますので、どうかよろしくお願いいたします。

 では、平成28年度、先生たちと一緒になって、よりよい北方中学校を創っていきましょう。
            以上をもちまして、式辞といたします。


平成28年4月7日   北方町立北方中学校 横山政司
P1110217