ストップ「コロナ・ハラスメント」宣言

2020年09月02日
校長室から
ストップ「コロナ・ハラスメント」宣言

「コロナ・ハラスメント」とは?

 新型コロナは人類未知のウイルスであり、誰しも怖いものです。この病気に対する恐怖心、誤解や偏見により、知らず知らず誰かを排除したり、差別をしていませんか? 身近なところで以下のようなこと(コロナ・ハラスメント)が起こっていませんか?

・退院した感染者が、お店の方から「帰れ」と言われた。

・会社に復帰する際に「陰性証明を持ってこい」と言われた。

・感染者が、退院後にデイサービスを断られた。

・インターネットで感染者を名指しするような書き込みがあった。

・感染者の子どもが、学校でコロナのことでいじめられ、泣きながら帰ってきた。

・感染者が発生した地域で、嫌がらせのビラが配られた。

・飲食店が、感染者が発生したという噂により、風評被害にあった。

・医療従事者の子どもが、保育所で受け入れ拒否やいじめを受けた。

・感染が多発している県のナンバーの自動車に対し、嫌がらせのビラが貼られた。

・子どもが学校を休むと、同級生にコロナに感染したと言われた。

・感染者が出ている学校の学生が、アルバイト先から解雇された。

「思いやり」と「感謝」を

 新型コロナは、誰でも感染する可能性があり、私たちが闘っている相手は、人ではなくウイルスです。感染した方を「思いやり」、その立場を守ります。また、最前線で治療や社会生活維持にあたる医療従事者や関係者の方々に「感謝」します。このように人との絆を大切に、この難局を乗り越えましょう。

〇 患者、濃厚接触者、医療従事者、外国人の方々、他地域からの来訪者、そして、それらのご家族や特定の店舗などへの差別的扱い、非難を絶対になくしましょう。

〇 不確かな感染情報(デマ)の拡散は許されることではありません。SNSに書き込むなど安易に広げることは、かえって人に不安を与えるだけです。

〇 医療従事者をはじめ、新型コロナ対策に携わる関係者の方々、あるいは食品流通業務や、生活安全業務など、私たちの暮らしを支える方々に改めて感謝しましょう。